本・雑誌(読みました!)

2013年05月22日

バウルを探して〜地球の片隅に伝わる秘密の歌




バウルを探して/川内有緒【著】


アジアとか、南米、アフリカなどの旅行記が結構好きで、
今回は、バングラデシュ。

バングラデシュといえば、インドとミャンマーに挟まれていて、
幸せの国で有名になったブータンの南側に位置する。

最近まで「地球の歩き方」もなかったマイナーな国。

そこに昔から伝わっているらしい、「バウル」といわれる音楽
を探していくというもの。

探し訪ねていくなかで、バウルとは、たんに伝統的な民族音楽
などではなくて、宗教的儀式でもなく、そういうものを内包した、
あるいは超越したところにあるもののようなのだ。

神秘的でもなく、幻想的でもなく、スピリチュアルなものでも
なさそうである。

例によって、印象的な部分を。


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その国に生まれた以上、巨大な歴史の奔流に逆らっては
生きられない。

人は、生まれてくる場所も時代も選べない。

だから時に、その地が抱える理不尽さを丸ごと
受け入れるしかない。

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すべての善と悪が子どもに受け継がれる

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あるべき自分はすぐそこの鏡に映っていても、

自分自身の手は届かない。

何かを乗り越えられない。

手放せない。

なりない自分になれないという、やるせなさ。


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旅をすることは誰にもできる。

旅で何かを発見したり、感じたりすることも、誰にでもあることだ。

人によってそれが、

その後の人生を左右するような、大きな出来事と感じることも
あれば、

同じ経験でも、それほどには影響を受けない場合もあるだろう。

そして、その経験を、誰かに伝えることの出来る人は、

あまり多くはいない。

ましてや文章にできるなんてなおさら。

そういう意味で、表現力のある人には、あこがれる。

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2013年05月14日

ブラックボックス





「ブラックボックス」 篠田節子【著】

単行本494ページと、読み応え十分。
しかも飽きることのない話の展開。

だいたい小説を読む時間は、

就寝前、昼食の後、電車の中(今はほとんど機会がない)
が主だけれど、なんとか隙間時間をみつけて続きが読み
たくなるほど、まあ、おもしろかった。


食品工場の問題、派遣労働、外国人労働者の環境問題
現代そしてこれからの食べ物の安全性・・・

フィクションでありながら、とても現実感のあるストーリー。

食品添加物や残留農薬など、定められている基準内であれ
ば無害とみなす。規制されていない物質なら問題ない、と
いった感覚。

経済活動の中ではそうなることも致し方ないのかもしれない
が、消費者はもう信用するしかないので、怖いですね。

なにか、原発の放射性廃棄物や放射能の問題にも
似ている。


印象深い箇所をいつものように。

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多少とも夢を抱いて日本にやってきたかもしれない若い
女性たちを、労働コスト削減に血道を上げる企業と、
寒くて荒涼とした地方都市の風景が、日本嫌いに育てて
故国に帰している。

過去の戦争がどうのこうのではない。
こうしたことのすべてが、反日というよりは、嫌日の感情
をせっせと紡いでいる。。

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うまみ成分については表示の義務はないよ。
食品添加物ではないから。

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ちゃんとした作り方をすれば、植物というのは、自分で
虫除けをするものなんだ。
蝋のような物質で葉を覆ったり、虫の嫌いな物質を出し
たりして。

農薬をかけたり、化学肥料を突っ込んだりしているうちに
植物は生命力を失う。

種苗会社はそうしないと育たない品種を作り出して、
農薬や化学肥料とマッチポンプで儲ける。

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2013年05月08日

ザ・マジック




ワーク形式になっていて、28日間で完了する。

身の回りのありとあらゆること、物、人、出来事、現象に、
感謝すべきところがあるんだけれど、
私たちはいかにそれを忘れているか、
気づかずにすませているか、

そういうものに心から感謝することで、
人生のすべてが好転し、幸せになっていく、

そのためのワークを毎日毎日少しずつ、
着実にやっていきましょう。
そのための系統だった実践方法がこれだ!

この方法で、確実に幸せを引き寄せることができるよ。


・・・要約すると、こんな感じかなあ。


実際にやってみると、確かに気分はとてもいい。

私たちは、どうしても
持っていないもの、不足しているものに焦点をあててしまう。

すでに持っているものは、えてして当たり前だと思って
しまい、ありがたみを忘れてしまいがちだ。

そんなところにも気づかせてくれます。

28日間実践するのは思った以上にたいへんだけど、

三日坊主でも、9回トライすれば27回になるんだし、

かなりおすすめの一冊です。

mineshingo at 00:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2013年05月02日

挑戦者たち〜甲子園と高校野球 挑み続ける男たち〜



ノンフィクションが7つ。

ほとんどが、指導者目線の内容なんだけれど、
これはねえ、、けっこう感動しました。それぞれ。

野球にかける思い、情熱、
生徒たちを思う気持ち、愛情、
創意工夫と、向上心

(文章のまとめ方がまた上手なのだ。)

野球だけじゃなく、サッカーもバレーもテニスも柔道も
すべてのスポーツにおいて共通しているところですが、

指導者も選手もいかに志や目標を持ってやるか

それは、教育者と生徒、企業人の間でも同じことでしょう。

今回、ほんとにたくさん印象的な部分があり、
赤線とか引きながら読んだらたぶん真っ赤に
なるぐらいだが、

恒例の、気になったところを少し書いてみる。
これはほんの一部だから、ぜひ手にとって
読んでみてほしいですね。おすすめの1冊です。


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目標というのは、努力だけではなかなか達成できない
けど、目的は達成できると思うんです。

ウチは「日本一になろう」というのが目標で、
目的は「社会に出て行く時のために、しっかり
リーダーになっていこう」というもの。

3年間常に自分を高めるために頑張って、
最大限自分の力を発揮するということが
できていたら、将来的にはいろんな場所で
必ず生きてくる。

だから、目標を達成できるのは
全国て4200校あるうちの1校かもしれないけど、

目的を達成することに関しては、
そのすべての高校が、
全員が成し遂げられるものなのだから、
まずそちらを追い掛けていく。

そのうえで日本一という、
俺たちは両方を追い掛けていく3年間
なのだから、

お前らは誰も敗者なんかじゃないんだ

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Re-born はじまりの一歩




短編が7つ。それぞれ著者が違う。

宮下奈都
福田栄一
平山瑞穂
中島京子
豊島ミホ
瀬尾まいこ
伊坂幸太郎

うまいタイトル付け。
どれも、なんとなくほんのりと気持ちよい読後感。
すこし落ち込んでいたりしても、もうちょっとがんばってみようか、って思える。たとえるとそんな感じ。

伊坂幸太郎の短編「残り全部バケーション」から、お気に入りの箇所を。

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「自分探しの旅にでも行くのかよ」

「自分探し? 探さないですよ。 俺、ここにいますから」


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過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。

車だって、ずっとバックミラー見てたら、
危ないじゃないですか。
事故りますよ。

進行方向をしっかり見て、運転しないと。

来た道なんて、

時々確認するくらいがちょうどいいですよ


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mineshingo at 01:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
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